それでも馬は走る

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【マイラーズCの検討】外枠の馬に要注意

こんばんは。

今週末から東京・京都での開催が始まりますね。
京都競馬場では4月26日(日)、マイラーズカップ(GⅡ)があります。

京都の芝コースは基本的に内枠が有利です。普通なら「芝が綺麗な開幕週ならなおさら内有利では…」と考えがちですが、グランプリボスが勝った一昨年の同レースでは、1~3着をすべて6~8枠の馬が占めました。

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マイラーズカップの京都開催は2012年からなので(それまでは阪神)、過去データは十分ではありませんが、同レースにかかわらず、4月の京都の開幕週にあった芝1600メートル(外回り)の結果を振り返ると、外枠(6~8枠)の馬が好成績を残しています。

同コースの過去10年間の全成績を、1~5枠と6~8枠にわけてみましょう。

・1~5枠(1859頭)勝率8% 連対率15% 複勝率22% 単回率75% 複回率75%
・6~8枠(1428頭)勝率6% 連対率12% 複勝率20% 単回率80% 複回率70%

やはり外枠は勝率、連対率、複勝率ともに内よりよくありません。

しかし、「4月の開幕週の土日」に限ってみると

・1~5枠(130頭)勝率5% 連対率13% 複勝率21% 単回率24% 複回率54%
・6~8枠(103頭)勝率10% 連対率15% 複勝率20% 単回率135% 複回率65%

と、どうも様子が違います。

例えば、昨年の開幕初日(4月25日)のメーンレース、錦ステークスでも1~3着をすべて6、7枠の馬が占め、3連単18万1130円の波乱になりました。

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なぜ、馬場がいい開幕週なのに外が有利なのか、理由はわかりません。ただ、多くのファンが「内枠有利」というイメージを持っているので、外枠に入った馬は過小評価され、配当妙味が出るのは確かなようです。

今週末の土日、京都芝1600メートル(外回り)では、土曜メーンの錦ステークス、日曜メーンのマイラーズカップ、その直後の12レース(4歳以上1000万以下)の3レースが予定されています。6~8枠に気になる馬がいたら、果敢に狙ってみると面白いと思います。