それでも馬は走る

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高野友和厩舎が熱い

いま、注目している調教師が1人いる。2011年にデビューした高野友和調教師(栗東)だ。昨年、秋華賞のショウナンパンドラで、初めてG1を勝利した。

昨年は年間で30勝をあげたが、今年は既に10勝。調教師リーディングで2位につけている。昨年の勝率9.5%に対し、今年は16.9%と大幅にアップ。

今年に入ってから、高野調教師の馬の単複をベタ買いしたとすると、成績は(10,5,3,41)で、単勝回収率138%、複勝回収率73%。単勝がプラスになる計算だ。さらに、単勝オッズ20倍以下の馬に限定すると、成績は(10,5,3,21)、単勝回収率210%、複勝回収率111%と跳ね上がる。

福島県出身で、県立福島高校時代には近くの福島競馬場で競馬を見て、帯広畜産大学で馬術に傾倒。ノーザンファームで修行をされ、競馬学校で学び、松田国英厩舎で働く、という経歴(このインタビュー記事が詳しい)。開業5年目の今年は飛躍の年になりそうな気配だ。被災地の福島を勇気づける存在になってくれるといいと思う。

この週末、高野友和厩舎の出走馬は
★3月7日(土)
・中山8R ショウナンアズサ(戸崎)
阪神5R ショウナンランボ(小崎)
阪神6R マイネルカペラ(Mデムーロ
阪神10R ラディウス(岩田)
★3月8日(日)
・中山10R セブンフォース(浜中)
・中山11R(弥生賞) シャイニングレイ(川田)
阪神1R グラマシーパーク(シュタルケ
阪神8R グレイングロース(バルジュー

の7頭で、今週も有力騎手が乗る楽しみな馬が多い。筆頭は、弥生賞で人気になりそうなシャイニングレイ。これまで2戦2勝で、弥生賞で好成績をおさめれば、クラシック路線の主役として期待されそう。上り調子の厩舎の勢いに乗って予想してみるのも面白そうだ。