それでも馬は走る

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【安田記念】枠順による傾向を考える/偶数馬番が有利

おはようございます。

日本ダービーが終わって、競馬の世界の1年が終わった感がありますが、今週末はいわば「新年度の初戦」。新馬戦のスタートや安田記念を楽しみましょう。

さて、安田記念の枠順による有利不利を考えます。最大18頭立てになった1992年以降、昨年までに開かれた23回で、枠順別の成績は次のとおり。後ろの数字は、順に1着回数、2着回数、3着回数、着外回数、出走した頭数です。

1枠 2- 3- 4-36/45 
2枠 4- 1- 4-36/45 
3枠 3- 3- 0-40/46 
4枠 1- 2- 6-37/46 
5枠 3- 5- 1-37/46 
6枠 2- 4- 2-38/46 
7枠 4- 1- 1-57/63 
8枠 4- 4- 5-53/66 

4枠が1勝しかしておらず勝率、連対率が低いこと、7枠の複勝率が低いことに気づきますが、総じて言えばどの枠にもチャンスがありそうです。最近10年に限れば、2枠が(3,1,3,13)とよいことが目立ちます。

より細かく、馬番別に調べてみると、安田記念では興味深い傾向があります。「偶数馬番の成績がよい」ということです。

・偶数馬番  16-12-15-157/200/  
  勝率8% 複勝率22% 単勝回収率97% 複勝回収率118% 
・奇数馬番  7-11-8-177/203 
  勝率3% 複勝率13% 単勝回収率33% 複勝回収率49%

と、大きな差があります。安田記念はこの23年間、偶数馬の複勝をベタ買いしていればプラスになっていたわけですね。

最近の結果をみても、2011年リアルインパクト(14番)、12年ストロングリターン(4番)、13年ロードカナロア(10番)、14年ジャスタウェイ(10番)と、4年連続で「偶数馬」が勝利。特に2013年は偶数馬が1~3着を占めました。

安田記念では、もし狙った馬が偶数に入ったら期待してよさそうです。