それでも馬は走る

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【ラジオNIKKEI賞】斤量などの分析

こんばんは。

今日、福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞の過去のデータの分析をしてみます。
いまのところ1番人気はアンビシャス(ルメール)、2番人気はレアリスタ(福永)、3番人気はロジチャリス(大野)です。

このレースはかつて、ラジオたんぱ賞といわれていましたが、2006年に今の名前になり、かつ別定戦からハンデ戦になりました。
2011年は震災の影響で中山開催になったので、2006年以降昨年までの、福島開催の8回を対象にみてみましょう。
 
目立つのは、東西格差。これまでのところ、美浦の馬が栗東の馬より成績を残しています。
 
美浦所属馬    7-  4-  6- 61/ 78 勝率9%、複勝率22% 単勝回収率101% 複勝回収率116%  
栗東所属馬    1-  4-  2- 42/ 49 勝率2% 複勝率14% 単勝回収率17% 複勝回収率60%
 
栗東の馬は、2006年のタマモサポートが勝っただけで、07年以降の勝利馬はすべて美浦所属馬。西の馬が人気を集めるからか、東の馬にオッズ的な妙味が生じ、単純に美浦所属馬をベタ買いすればプラスになっています。アンビシャスにとっては不利なデータです。

もしかすると、若い3歳馬なので、栗東からの長距離輸送が影響しているのかもしれません。あるいは、これまでは西からそれほど素質馬が出てきていなかったのではないか、という見方もできますが。
 
 ハンデ戦ということで、次に、斤量別成績の成績をまとめます。
 
・ ~49kg     0-  0-  0-  1/  1 勝率0% 複勝率0% 単勝回収率0% 複勝回収率0%
・49.5~51kg 0-  0-  1-  8/  9 勝率0% 複勝率11% 単勝回収率0% 複勝回収率81%  
・51.5~53kg  2-  1-  2- 40/ 45 勝率4% 複勝率11% 単勝回収率51% 複勝回収率104% 
・53.5~55kg  5-  6-  4- 39/ 54 勝率9% 複勝率28% 単勝回収率100% 複勝回収率105%
・55.5~57kg 1-  1-  1- 16/ 19 勝率5%.複勝率16% 単勝回収率53% 複勝回収率49%  
 
 好成績をあげているのは、53.5キロから55キロだった馬で、今回は該当馬が7頭います。
 55.5キロ以上の馬は、それまでの成績がよいゆえにハンデを背負うわけですが、これまで合計19頭が挑戦し、勝ったのは2009年のストロングガルーダ(56キロ)のみです。このデータも、56.5キロを背負うアンビシャスにとっては逆風ですね。

 もっとも、福島芝1800メートルは内枠有利ですし、ディープインパクト産駒が結果を残しているコースでもあります。アンビシャスが、上記のような不利をどう乗り越えるか、要注目です。