それでも馬は走る

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ハービンジャー産駒のわかりやすい特徴

こんばんは。

8月9日の小倉記念(G3)には、今のところハービンジャー産駒で唯一の重賞ウイナー、ベルーフが出走します。名手ザカリー・パートンが騎乗することもあって、人気になりそうですね。

さて、このハービンジャー産駒、2014年のデビュー後すでに59勝をあげ、人気を集めることが多いですが、これまでの成績を細かくみると、性別や芝・ダート別でわかりやすい特徴があります。

ハービンジャー産駒の成績
・全体(677走) 勝率9%、複勝率27%、単勝回収率64%、複勝回収率67%
・牡馬の芝(290走)勝率12%、複勝率35%、単勝回収率63%、複勝回収率83%
・牡馬のダート(62走)勝率7%、複勝率27%、単勝回収率25%、複勝回収率53%
牝馬の芝(281走)勝率6%、複勝率23%、単勝回収率82%、複勝回収率62%
牝馬のダート(44走)勝率2%、複勝率7%、単勝回収率11%、複勝回収率12%

ということで、牡馬>牝馬、芝>ダート、という傾向がはっきりしています。牝馬のダートではこれまで(1,2,0,41)と、とても狙いにくい感じ。

ハービンジャーはもともと、イギリスの芝のコースで活躍した馬ですから、芝に強いという傾向は、納得感がありますね。ハービンジャー産駒を軸馬にするなら、基本的には牡馬が芝を走るときと考えてよさそうです。

なおハービンジャーは、2010年の英G1、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを11馬身差で圧勝したことが、高い評価につながっています。そのときの映像は、youtubeで見られます(ゼッケン2番)。いつか、産駒が大きいレースでこれぐらい強い走りを見せてくれるといいですね。まずは、小倉記念でベルーフの走りに注目です。

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