それでも馬は走る

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エリザベス女王杯の枠順を考える

こんばんは。今日の気になる馬は

・福島4 11 クリノサンスーシ(松若)→4着(2番人気)

・福島6 15 トウケイタイガー(川須)→1着(3番人気)
・福島7 16 フォルトファーレン(丸山)→4着(1番人気)
・福島10 4 トラストルシファー(丸山)→13着(9番人気)
・東京8 3 サーストンコラルド(ルメール)→6着(1番人気)
・東京12 9 ホスト(戸崎)→2着(1番人気)
・京都10 8 グリュイエール(岩田)→3着(2番人気)
・京都11(デイリー杯2歳S)) 13 エアスピネル(武豊)→1着(2番人気)
・京都12 3 ウォーターショパン(浜中)→3着(1番人気)
という結果でした。天気同様、いまいち弾けない感じでしたねえ。

さて、明日のエリザベス女王杯、舞台となる京都芝2200メートルは近年、枠順にはっきりとした傾向があります。「多頭数のレースで5~7枠の成績が悪い」のです。

最近5年間、このコースで16頭以上で行われたレースの枠順別成績は次の通り。

・1~4枠 240頭出走
(20,20,13,187)
       勝率8%、複勝率22%、単回値71%、複回値68%
・5~7枠  188頭出走(3,8,11,66)
      勝率2%、複勝率12%、単回値18%、複回値38%

・8枠   71頭出走(7,2,6,56)
       勝率10%、複勝率21%、単回値222%、複回値129%

5~7枠の成績が低いことがわかると思います。
たまたま、5~7枠に人気薄の馬が多かったのでは?と可能性もあるので、1~3番人気だった馬に限って見てみましょう。

・1~4枠 51頭出走(15,12,2,22)
       勝率29%、複勝率57%、単回値131%、複回値94%
・5~7枠    31頭出走(2,5,4,20)
                    勝率7%、複勝率36%、単回値22%、複回値55%
・8枠    8頭出走(4,0,1,3)
       勝率50%、複勝率63%、単回値152%、複回値88%

やはり、同じ傾向でした。

エリザベス女王杯についても同じで、2200メートルで16頭立て以上で行われた過去13回の成績は

・1~4枠 104頭出走(7,7,6,84)
       勝率7%、複勝率19%、単回値105%、複回値59%
・5~7枠    85頭出走(1,4,5,75)
                    勝率1%、複勝率12%、単回値3%、複回値60%
・8枠    36頭出走(5,2,2,27)
       勝率14%、複勝率25%、単回値187%、複回値79%

で、5~7枠から出て勝った馬は2004年のアドマイヤグルーヴだけです。

つまり、過去の枠順別データからみると、18頭が出走する今回のエリザベス女王杯では、5~7枠の馬は軸にはしづらい感じです。人気のラキシス、ルージュバックがこの枠に入っていますが、思い切って軽視してもいいかもしれません。

逆に8枠は、データ的にはかなり優秀で、スマートレイアー、シュンドルボン、ヌーヴォレコルトには追い風です。