それでも馬は走る

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【東京優駿(日本ダービー)】枠順による傾向を考える

こんばんは。
さて、日本ダービーの枠順について考えてみたいと思います。

最大18頭立てになった1992年以降、昨年までに開催された23回のダービーで、枠順別の成績は次のとおり。後ろの数字は、順に1着回数、2着回数、3着回数、着外回数を示します。

・1枠(45頭)…7- 2- 1-35 
・2枠(46頭)…3- 3- 3-37
・3枠(46頭)…3- 3- 3-37
・4枠(45頭)…0- 4- 3-38
・5枠(46頭)…2- 2- 1-41
・6枠(46頭)…1- 4- 1-40
・7枠(69頭)…4- 3- 9-53 
・8枠(67頭)…3- 2- 2-60


ぱっと見てわかるのは、1枠の勝利数が7頭と突出して多いこと。特に近年は2006年メイショウサムソン、2008年ディープスカイ、2009年ロジユニヴァース、2010年エイシンフラッシュ、2013年キズナ、2014年ワンアンドオンリーと、1枠からダービー馬が次々に誕生しています。1枠に有力馬が入った場合は、やはり軽視は禁物です。

また、全体的に1~3枠と7,8枠が比較的よくて、4~6枠があまり芳しくない感じがしますね。上の表を3区分でまとめてみると

・1~3枠(137頭)…13- 8- 7-109   勝率10% 複勝率20%
・4~6枠(137頭)…3- 10- 5-119   勝率2% 複勝率13%
・7、8枠(136頭)…7- 5- 11-113   勝率5% 複勝率17%

となり、やはり4~6枠の成績は、他に比べて低くなっています。もっとも最近は2008年から6年連続、4~6枠の馬が少なくとも1頭は3着以内に来ており(2012年には5枠のディープブリランテが優勝)、軽視していいわけではありません。近年に限れば、むしろ7、8枠の方があまり馬券に絡んでいない、ともいえます。

悩ましいですが、基本的には
・気になる馬が1~3枠に入ったとき(特に1枠)は重視
・気になる馬が4~6枠に入ったときは注意。特に1着付けで考えるときは慎重に

というスタンスでいけばいいのかな、と思います。参考にしていただければ幸いです。